あの音、あの瞬間。
第一章
一 体験入部
「音!」「音ちゃん!」
「悠!姉さん!」
今日は4月7日、始業式。
この日にあるクラス替えは今後一年、いや、今後の人生を左右する大きな行事と言っても過言ではないだろう。
そしてこの二人は去年から仲が良く、同じ吹奏楽部でもあるこの二人と同じクラスになれて幸いだ。
姉さんと呼んでいるこの人物の本名は宮井楓であり、決して私の血の繋がった姉ではない。
性格がお姉ちゃんっぽく、弟もいるため吹奏楽部員からはそう呼ばれている。
もう片方は寺田悠。
優しくて、変人で、努力家である彼。多くの人からの人望も厚く、先生からの信頼も多い優等生だ。
しかし、吹奏楽部の顧問である石川や、去年の担任、塾の先生、そして同じクラスの多くの人にいじられている。
「同じクラスだね!」
「同じクラスになれて本当にラッキーだよ!」
「あれ?そういえば悠と隣の席じゃない?」
「本当だ!隣が音で良かった!」
「いいな~。私もそこら辺がよかった~。」
「まあまあ、休み時間に話そうよ!」
「しょうがないな~。」
悠と同じクラス、隣の席になったのはいつぶりだろう?
確か小3の時だったが、その時は仲よくなかったどころか話したことも多分無かったのであまり記憶に無い。
というかこのクラスの人で話したことがあるのはこの二人くらいしかいない。
「悠!姉さん!」
今日は4月7日、始業式。
この日にあるクラス替えは今後一年、いや、今後の人生を左右する大きな行事と言っても過言ではないだろう。
そしてこの二人は去年から仲が良く、同じ吹奏楽部でもあるこの二人と同じクラスになれて幸いだ。
姉さんと呼んでいるこの人物の本名は宮井楓であり、決して私の血の繋がった姉ではない。
性格がお姉ちゃんっぽく、弟もいるため吹奏楽部員からはそう呼ばれている。
もう片方は寺田悠。
優しくて、変人で、努力家である彼。多くの人からの人望も厚く、先生からの信頼も多い優等生だ。
しかし、吹奏楽部の顧問である石川や、去年の担任、塾の先生、そして同じクラスの多くの人にいじられている。
「同じクラスだね!」
「同じクラスになれて本当にラッキーだよ!」
「あれ?そういえば悠と隣の席じゃない?」
「本当だ!隣が音で良かった!」
「いいな~。私もそこら辺がよかった~。」
「まあまあ、休み時間に話そうよ!」
「しょうがないな~。」
悠と同じクラス、隣の席になったのはいつぶりだろう?
確か小3の時だったが、その時は仲よくなかったどころか話したことも多分無かったのであまり記憶に無い。
というかこのクラスの人で話したことがあるのはこの二人くらいしかいない。