浮気調査を依頼した敏腕弁護士が、傷心の私を溺愛して離してくれません

第2章 静かな独占欲

隼太から連絡が来たのは、調査結果を聞いた翌日の夜だった。

――話したい。

スマホの画面に表示されたその短いメッセージを見た瞬間、胸がざわつく。

私はソファに座ったまま動けなくなった。

どうして今さら。

問い詰めるため?

言い訳をするため?

それとも――。

スマホを握る手が震える。

その時だった。

テーブルの向かい側に座っていた日向先生が、静かに口を開く。

「隼太さんですか?」

私は小さく頷いた。

今日は今後について打ち合わせをするため、再び事務所へ来ていた。

でも正直、内容なんてほとんど頭に入っていない。

「……話したいって」

声が掠れる。

すると日向先生は少しだけ目を細めた。

「会う必要はありません」

「でも……逃げるみたいで」

私がそう言うと、日向先生は静かに言った。

「一人で会わせません」

低い声だった。
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