同じ家なのに君は遠い
最初は、遠かった。

同じ家にいるのに、届かないくらい。

でも今は。

こんなにも近い。

遥斗がそっと天音の手を握る。

指先が触れ合う。

その熱に、天音は小さく笑った。

もう、“同居人”じゃない。

同じ家で恋をした、特別な人だった。


< 115 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop