同じ家なのに君は遠い
放課後。


予報通り、外は大雨だった。


窓を叩く雨音が強い。


生徒たちが次々と傘を開いて帰っていく中、天音は昇降口で立ち尽くしていた。


(……傘、忘れた)


朝、持っていこうと思っていたのに。


教室に置いたまま来てしまった。
< 26 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop