同じ家なのに君は遠い
玄関は静かだった。

生活感がないわけじゃない。

でも、音が少ない。

テレビの音も、人の話し声もない。

靴を脱ぐ音だけが妙に響く。

(……静か)

その印象が一番強かった。

遥斗はそのまま廊下を歩きながら言う。

「部屋、二階の左」

短い説明。

必要最低限。
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