同じ家なのに君は遠い
(え、なんで……)


周りの視線まで集まる。


天音は一気に居心地が悪くなった。


遥斗は天音の前まで来ると、低い声で言う。


「体調、もう平気か」


それだけ。


でも、その自然な聞き方が余計に心臓に悪い。


「え、あ……はい」


「ならいい」


短い返事。


会話は終わる。
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