同じ家なのに君は遠い
なのに遥斗はすぐ戻らない。


その数秒が妙に長く感じた。


すると後ろから男子の声が飛ぶ。


「雨宮〜、彼女?」


瞬間。


空気が止まる。


天音の顔が熱くなる。


「ち、違います……!」
反射的に否定する。


遥斗は小さくため息をついた。


「親戚」


それだけ言って、男子たちの方へ戻っていく。
< 64 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop