同じ家なのに君は遠い
天音は無意識に視線を向ける。

そこには遥斗がいた。

男子と話しながら歩いている。

その姿を見るだけで、なぜか胸がざわつく。

すると隣の友達が笑いながら言った。

「雪村さん、最近ほんと雨宮先輩と仲良いよね〜」

「えっ」

一気に顔が熱くなる。

「そ、そんなことないよ」

「でも放課後一緒に帰ってるって聞いた!」

「親戚なんでしょ? いいな〜」
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