同じ家なのに君は遠い
そんなこと言われたことがなくて、少し戸惑う。

「そうかな……」

「そうだよ。特に雨宮先輩の話するとき」

その瞬間。

心臓が大きく跳ねた。

「な、なんでそこで遥斗先輩……」

「え、分かりやすすぎるもん」

友達が楽しそうに笑う。

天音は一気に顔が熱くなる。

(そんなわけない……!)

否定したいのに、うまく言葉が出ない。
< 82 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop