DEAR.-中学生編-
Ⅷ:新学期
学校に着くと、学年ごとにクラス分け表を、先生が配っている。
宮地くんも、玲央も同じクラス。木本くんは離れてしまった。
聖ちゃんも同じクラスだった。
何故か背筋が凍って嫌な予感がした。
指定された席に座り、HRが始まる。
担任は若くて、顔の整った男性教師だった。
「日下陽悟です。この学校には来たばっかりだし、担任を受け持つのもまだ2回目ですが、よろしくね!」
そう自己紹介していた。
「先生しつもーん。何の教科担当してるんですかー?」
毎度お馴染みの媚び声、聖ちゃん。
「僕は英語だよ」
「あたし、英語苦手なんで、いっぱい質問しちゃうかもです!」
「大丈夫だよ、君清野さんだっけ?1年生の時の情報確認したけど、どの教科も満遍なくできてるから、大丈夫だよ」
「えっ…」
さすがの聖ちゃんも豆鉄砲を食らっていた。
日下先生も前の学校でこういう子がいたのだろう、扱い慣れてる。
もしくは天然。
HRが終わって、私は先生に話しかけた。
「日下先生、あの、髙野です」
「あ、双子の子か。玲央くんのこと?」
「そうです。手の動きがあまり良くなくて、課題と補習のプリントまだ間に合ってなくて、提出遅くなりそうです」
「了解。教えてくれてありがとう。随時、授業のプリントとか教科書も渡していくから、持って行ってもらえると助かる!よろしくね」
「はい!」