DEAR.-中学生編-

玲央は笑った。


「うそうそ、ありがとう」

「はいはい」

「でも半分ホント」


少し怖い笑顔を見せた。


「俺1人で帰っても、恋羽が鍵開けてくれないと家上がれないんだってば」

「あー、今うち泊まってるんだっけ」

「まあ、お世話になってます」

「あとどれくらい?」

「3日くらい」

「ふぅん。てか恋羽って呼んでるんだ」


玲央は細かい所にまで気付く。


「中2で同じクラスになったら、私は光宗くん、光宗くんは恋羽って呼ぶ約束で…」

「へぇ…」


玲央は、少し無表情になった気がした。


「ねえ恋羽。光宗に何かされた?」

「えっ」

「されたでしょ」

「ディープキス…された。告白、された」


嘘はつけなかった。


「光宗、絶交か殴られるか選んで」

「殴れよ、いくらでも」

「俺が回復したら、覚えてろよ」


玲央はそう言った。


3日後、光宗くんは母にお礼を言って出て行った。

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