DEAR.-中学生編-
翌日、放課後に玲央の元へ行った。
まだ機嫌悪いんだろうな、と思いながら自転車を漕いで。
「玲央」
「恋羽」
優しく微笑む玲央だった。
「ごめんね、玲央。光宗くんのキス、拒めなくて」
「俺の部屋入ったんじゃないんでしょ?」
「うん、入られただけ」
「だったら恋羽は悪くない」
「玲央、上書きする…?」
玲央はビックリした顔をしたけど、笑いながら首を横に振った。
「付き合ってからしよ?沢山」
「そっか」
「その代わりと言っちゃなんだけど、ハグしよ?」
「うん」
玲央はベッドの縁に座る。
私は前から抱きついた。
「うん、可愛い。好きだよ」
「んん…」
「俺のことは?」
「…好き」
「よろしい」
離れると、私の赤く染まる頬を見て笑った。
「俺のこと大好きじゃん…!」
私は頷いた。
好きだよ、とっても。
翌日、放課後。
階段を降りていると、誰かに押されて下に落ちた。
ふと後ろを見たら、聖ちゃんがチラッと見えた。
下に着くと、あらゆる所が痛い。
特に、受身を取った右手、右腕が痛い。
「おい、大丈夫か?」