浅生先生はもう恋をしないそうなので、私は今日も好きを伝える。

「今渡した進路調査書にとりあえずでいいから希望進学先を学部まで書いて提出すること。分からないことがあれば〜…。」




えだちゃんが話しているのを右から左に受け流しながら、私はこっそり浅生先生の方を見た。




昨日までなんとも思ってなかったのに、好きって思ったらカッコよく見え始めてきて。




っていうか浅生先生って意外と身長高いんだなあ、とか、青いワイシャツが似合ってるなあ。とか思ったりして、




勝手にドキドキしてた。




「以上で終礼を終わります。」



えだちゃんの言葉に合わせて号令がかかった後、私は浅生先生の元へと急いだ。

< 12 / 33 >

この作品をシェア

pagetop