浅生先生はもう恋をしないそうなので、私は今日も好きを伝える。
「え!?浅生が好き!?!?」
昼休み。
柔らかい日差しが差し込む中庭で、葉月の声が響いた。
「しー!静かに!!」
慌てて葉月を制止すると、葉月は「あ、ごめん。」と小声で言った。
私はきょろきょろと周りを見渡して誰にも聞こえてないことを確認すると、ふうと小さく息を吐いた。
「いやでもさあ…正気?」
「正気だけど…なんで?」
困惑する葉月に、私は首を傾げた。
「いやあ…だって浅生って性格キツいっていうか…普通に口悪いじゃん?あれのどこがいいのかな、って。」
慎重に言葉を選ぶ葉月に、私は満を辞して昨日あったことを葉月に話した。