想いはきっと痛くない
それから、少し経ってテスト二週間前に迫った今日。
いつもの教え合いもそこそこに、今日はテストの話を振ってみた。
「テスト勉強してる?」
「……まぁ?」
「うーそ!」
「なっ……!」
藤堂くんは嘘を吐くとき、よく目を逸らす。
ここ三週間で知ったこと。
「で?ほんとのところはー?」
「……梓月に教えてもらったやつはやってはいる」
渋々というように言った。
私に教えてもらったって……論理国語と歴史だけじゃん。
え、つまり……。
「二教科だけじゃん」
「俺にしてはやってる」
顔を逸らしてそう言われる。
え、なら普段はどんだけしないの……?
っていうか、それでどれだけ取れてるの?
疑問がたくさん出てきた。
「……赤点は?」
「んー……文系は赤点常習犯」
少し困ったように笑って言われる。困るのは勉強しないからでしょー。
……文系“は”、ね。
つまり。
「理系は?」
「理系はできるんですねー」
またいたずらっぽく笑っていう。
文系……授業も出てないのに大丈夫なのかな。
勝手な心配かもしれないけど、テストの点が取れて無駄なことはない。
なら……。
「じゃあ、今回は一緒にテスト勉強しよ! 数学Bとか、選択科目はできないけど……」
「えぇー……」
彼が不満げな声をあげる。
「えぇーじゃない! 特に文系! 手伝うから、ね?」
すごく不満そうな顔をしてる。
そんなにテスト勉強嫌なのかな?
でも勉強が嫌なわけじゃないよね?教えてくれるし、歴史とか教えてって言ったの彼だし。
……わからないなぁ。
「しかたないなー……」
諦めたのか、彼がそう言った。
「うん、今回目指すは赤点なし!」
「え゛……」
「え?」
なんでそんな反応したのか、わかったのは数日後。
いつもの教え合いもそこそこに、今日はテストの話を振ってみた。
「テスト勉強してる?」
「……まぁ?」
「うーそ!」
「なっ……!」
藤堂くんは嘘を吐くとき、よく目を逸らす。
ここ三週間で知ったこと。
「で?ほんとのところはー?」
「……梓月に教えてもらったやつはやってはいる」
渋々というように言った。
私に教えてもらったって……論理国語と歴史だけじゃん。
え、つまり……。
「二教科だけじゃん」
「俺にしてはやってる」
顔を逸らしてそう言われる。
え、なら普段はどんだけしないの……?
っていうか、それでどれだけ取れてるの?
疑問がたくさん出てきた。
「……赤点は?」
「んー……文系は赤点常習犯」
少し困ったように笑って言われる。困るのは勉強しないからでしょー。
……文系“は”、ね。
つまり。
「理系は?」
「理系はできるんですねー」
またいたずらっぽく笑っていう。
文系……授業も出てないのに大丈夫なのかな。
勝手な心配かもしれないけど、テストの点が取れて無駄なことはない。
なら……。
「じゃあ、今回は一緒にテスト勉強しよ! 数学Bとか、選択科目はできないけど……」
「えぇー……」
彼が不満げな声をあげる。
「えぇーじゃない! 特に文系! 手伝うから、ね?」
すごく不満そうな顔をしてる。
そんなにテスト勉強嫌なのかな?
でも勉強が嫌なわけじゃないよね?教えてくれるし、歴史とか教えてって言ったの彼だし。
……わからないなぁ。
「しかたないなー……」
諦めたのか、彼がそう言った。
「うん、今回目指すは赤点なし!」
「え゛……」
「え?」
なんでそんな反応したのか、わかったのは数日後。