令嬢ランキング、一位になってみせます!
 そういえば、ダンスしていた時は手袋に覆われていたので、エドワードの手には直接触れていなかった。

「リゼルはまだ、僕に加護を与えた神に伴侶として認められていない。だから、こういう事になってしまうんだ」

 これが……雷神の加護なのね……彼の身を守ってくれているはずだけど、これは少し……どころではなくて、要らない機能なのかもしれない。

「あの、私は認められないと、いけないのね……?」

 エドワードに加護を与えた雷神に伴侶として認められなければ、彼の傍には居られない。

「そうだ。僕たちの子どもも産まれれば、この加護は遺伝することになる」

「あ……だから、王族や高位貴族が『加護』を持つことが多いのね?」

 私は数が極少数であるはずの『加護』持ちが、王族や高位貴族に多いからくりを知ることが出来た。特殊な能力で敵意からは身を守ることが出来る。

 そして、加護が遺伝するのならば、彼らと子を成したいと思う権力者は多いはず。

「うん。そういう訳だよ。過去に市井に生まれた加護持ちだって、条件が良い結婚相手を選ぶだろうからね」

「……一体、どんな試され方をするのかしら」

< 126 / 194 >

この作品をシェア

pagetop