令嬢ランキング、一位になってみせます!
「リゼルは大人っぽくすっきりとしたドレスは、似合わないと思う。装飾が多いと幼く見られるかもしれないが、こういう可愛いドレスの方が似合うと思うよ」

 エドワードは何枚かあったドレスのデザイン画から一枚を取り上げて、私に渡した。それは、胸の部分にも可愛らしいリボンがあって、裾にもレースがある華やかなものだ。

「……ありがとう」

「どういたしまして。国民投票、上手く行くと良いね。どんな策を、考えているの?」

「……策って? 何の事かしら?」

 エドワードの言葉の意味がわからなくて、私はどういう事だろうと不思議だった。

「国民投票を打ち勝つ、作戦だよ。前年の序列首位のアイリーンだって、皆と同じように花を山車から投げて、それだけで票を集めていた訳ではないだろう」

 エドワードだって不思議そうな表情になっていたけれど、昨年の私は『アイリーン様美しい!』と、票に彼女の名前を書いて帰っただけだった。

「え……そうなの?」

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