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25 表向き

 私はキャスティンとこれから入る編みぐるみ大量生産に向けての打ち合わせをして、彼女は私の知らない紳士にダンスに誘われたので、ダンスホールへと進んだ。

 踊っている間、キャスティンはにこにこと微笑み、お相手も楽しそうだし、最近話していないけれど、良い人が出来たのかもしれない。

 仲の良い友人キャスティンに幸せが訪れたのから、それは良いことだ。私が今、エドワードと上手くいっているからこそ、思えることなのかもしれないれど……。

「……まあ、お似合いだわ」

「俺たちも、似合うと思うんだが」

「レヴィン……? 殿下」

 そこに居たのは、レヴィンだった。銀色の髪に美しい青の瞳……王子様然とした、煌びやかな服を纏う……レニア王国第二王子様だ。

「特別に許すから、レヴィンで構わない」

「……はい。ありがとうございます……レヴィン」

 名前で呼べることが許されるのは、レヴィンと同じ王族か、彼本人に許された人だけだ。私はそういう特別な区分けに入ったということになる。

「リゼル。あの時は邪魔が入って話せなかったが、その後進展はあったのか?」

 そういえば、レヴィンと話していた時、シャーリー様が入って来て事情を話せないままだった。

「実はエドワードと、仲直りしました。私が思い込んでしまって、暴走していただけのようで」

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