令嬢ランキング、一位になってみせます!
 わかりやすい嫌味に私は微笑んで流し、シャーリー様は嫌な表情を見せつつも振り返って去って行ってしまった。

「まあ……リゼル。凄いわ。大人になったわね」

 嫌味に動揺することなく礼儀正しく言葉を返した私に、キャスティンは感心してくれたようだった。

「キャスティンも……エドワードも、私のことをどれだけ子どもだと思っているの? けれど、シャーリー様は本当に美しいもの……ああ言いたくなるのも、わかるわ」

 社交界の華アイリーン様とはいかないものの、シャーリー様も目立つ存在でとても美しい。確かに、美しいけれどアイリーン様とは違い、気の強い性格が災いしてか、同性にはあまり慕われていないようだ。

 ただ美しいだけでは……人の心捕らえるには、足りないのかもしれない。




< 141 / 194 >

この作品をシェア

pagetop