令嬢ランキング、一位になってみせます!
「まあ、ごめんなさい……これまでに、色々とあったのですね」

 レヴィンは手に持っていてグラスを飲み干すと、通りがかった給仕の盆の上へと置いた。

「ああいう目立ちたがり屋の女は、俺はあまり好きではない」

 その時に、私は彼の過去の言葉を思い出した。『俺に興味がない女の子は、別に嫌いではないよ』というのは、俺に興味があり過ぎる女の子が居て、それが嫌だったから……?

「けれど、レヴィン。シャーリー様は『令嬢ランキング』に、参加されているのですよ。もし、彼女が権利を得て、求婚されたらどうするんですか?」

「断るよ。穏便に。無理なものは無理だ」

 レヴィンは仏頂面でそう言った。

「……けれど、あの求婚は断られたことはないと聞きますけど」

 本当はエドワードが初の断った男性になるのかもしれないけれど、レヴィンは断固として受けなさそうだ。もちろん未来は確定はしていないけれど、シャーリー様の恋は前途多難なのかもしれない。

< 145 / 194 >

この作品をシェア

pagetop