令嬢ランキング、一位になってみせます!
 シャーリー様は観客達からの歓声に笑顔で手を振り応えつつ、座っていたレヴィンの前へと進み出た。周囲はざわめき、シャーリー様は第二王子レヴィンに求婚しようとしている。

 『令嬢ランキング』の閉会式では、それは割とあるようなことらしいし、皆驚いてはいなかった。そのために参加していると言っても過言ではない。

 ……けれど、王族に求婚したご令嬢は、『令嬢ランキング』の歴史長しと言っても、少ないかもしれない。

 それも、こんな公衆の面前で求婚するなんて、異例の事態かもしれない。

 彼女は跪き、祈るようにして両手を汲んだ。

「……レヴィン・ラドフォード殿下。どうか、私の求婚をお受けいただきたいのです」

「無理」

 一瞬、水を打ったかのように会場は静かになった。

 レヴィンは以前、断られたことがなかったことが結果的になかったことになっているから、求婚を断られないという話になっていると言っていたけれど……これは、隠しようも誤魔化しようもないかもしれない。

「俺……嫌がらせをするような女の子は、嫌いなんだよね。あ。ごめん……あまり好きではないんだよね」

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