令嬢ランキング、一位になってみせます!
 それにこれまでにエドワードが私にしてくれたこと、それを考えれば、彼の言葉を疑うなんてあり得ない。

「ええ。もちろん。良いわよ。私にだって……やりたいことが、たくさんあるもの」

 それは、本心だった。エドワードと一緒に居られないと思うと、寂しい気持ちにはなるけれど、ここで我が儘を言って困らせたくはなかった。

 私が笑顔で頷けば、いきなり背後からぴょんっと白いイタチが現れた。

「合格ー!!」

 シルヴァンはそう言って、座面をぴょんぴょんと飛び跳ね、エドワードの肩へと上った。

「え? ……何かしら。どういう意味なの?」

 私は何が起こったのか、全く理解出来ずに戸惑った。けれど、シルヴァンは嬉しそうな顔をしているしエドワードはほっとした顔をしている。

「これならまあ、合格だね。どうなることかと思ったけれど、良かったね。エドワード」

「ごめん。リゼル。黙っていたんだけど、すべてこれは試練だったんだ。僕はヒントも与えられなくて……」

 エドワードは苦笑して、そう言った。

 先ほど、シルヴァンが言った『合格』という言葉に、エドワードの安心した様子。

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