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 エドワードはそれほどに、一目見た時から大好きになる、本当に特別な男の子だった。

 だから、私はその時から将来はエドワードと結婚するんだろうなと思っていたし、そのつもりでこれまで生きて来た。

 エドワードは十をすぎた辺りから、公爵家の跡継ぎとしてより厳しく教育され、ある時から親に反抗してか、言葉遣いが多少荒くなっていた。

 けれど、私が居るフォーセット男爵家には、まるで別宅のように定期的に出入りしていた。彼は異国の書物が集まる図書室がお気に入りで、よく本を読んでいた。

 つまり、お父様が居なくても、同じ歳で仲良しのお兄様が居なくても、エドワードは私に会いに来ていた。

 優しく素直だった幼い彼も可愛かったけれど、反抗的で生意気だった時も過ぎ、今では青年の年齢に達したエドワードは、とてもとても魅力的な男性になっていた。

 偶然、視線が合うだけで胸が痛くなってしまうほどに。

 『もう少し、お洒落したら』や『もっと、外に出たほうが良い』と、大人びたエドワードからからかわれても、私は『必要ないわ』と聞かなかった。

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