令嬢ランキング、一位になってみせます!
02 聞きたくない事実
「リゼル……そう言えば、お前はエドワードの話を聞いたか?」
夕食終わりのお茶を飲んでいると、兄スチュワートから唐突に切り出された話題に、私は不思議に思いながらも首を横に振った。
自他ともに認めるほどに頭脳明晰なお兄様は、私と同じように金髪に緑の目を持ち眼鏡を掛けているけれど、それがとても似合ってしまうような|知的で洗練された(スマートな)外見を持っていた。
血の繋がった妹なのに地味な私とは、人種が違うようなのだ。
フォーセット男爵家には使用人は少なく、役目を終えれば下がっている。両親は外国に出ているから、今はこの部屋には兄と私の二人しか居なかった。
後になってから気がついた。こうして、二人きりになる機会を、兄は待っていたのだと。
「いいえ。私は知らないわ。何の話かしら。お兄様」
このところ、エドワードに関して敢えて聞かれるような特別な出来事などは何も思いつかない。
本当に何も知らない私を見て、お兄様はため息をついてから伏し目がちに切り出した。
「年始に『令嬢ランキング』の順位が、発表されていただろう?」
夕食終わりのお茶を飲んでいると、兄スチュワートから唐突に切り出された話題に、私は不思議に思いながらも首を横に振った。
自他ともに認めるほどに頭脳明晰なお兄様は、私と同じように金髪に緑の目を持ち眼鏡を掛けているけれど、それがとても似合ってしまうような|知的で洗練された(スマートな)外見を持っていた。
血の繋がった妹なのに地味な私とは、人種が違うようなのだ。
フォーセット男爵家には使用人は少なく、役目を終えれば下がっている。両親は外国に出ているから、今はこの部屋には兄と私の二人しか居なかった。
後になってから気がついた。こうして、二人きりになる機会を、兄は待っていたのだと。
「いいえ。私は知らないわ。何の話かしら。お兄様」
このところ、エドワードに関して敢えて聞かれるような特別な出来事などは何も思いつかない。
本当に何も知らない私を見て、お兄様はため息をついてから伏し目がちに切り出した。
「年始に『令嬢ランキング』の順位が、発表されていただろう?」