令嬢ランキング、一位になってみせます!
 集合するように指示されて近付けば、鋭い目で睨み付けられたけれど、私は別にレヴィンとはそういう関係でもなんでもないのだから、彼女の単なる誤解なのに……それをわざわざシャーリー様に説明しても、余計に反感を買いそうなので止めた。

 にぎにぎしい開催式とが執り行われると同時に『知性』の試験は、実施される事になる。

 学者の家系で生まれた私は、日々勉強することが当然のことだったとは言え、ここに集まった全員がこのために何年も勉強を重ねて来たはず。

 それに、『令嬢ランキング』はかなり歴史も長いだけに、過去問からの出題傾向なども、既に広く知られていた。

 参加すると決めた私も何週間か過去問を解いたり、ここ数年の試験から出題される範囲を予想したりもしたけれど、それを専門に雇われているような家庭教師たちに太刀打ち出来るかどうかが不安で、試験前はとても緊張していた。

 案内された会場で配られた白い試験用紙、必死にそれを埋めて何度も見直し、参加者たちは三日後に城中に貼りだされる結果発表を待つことになるのだった。


◇◆◇


「あ……」

< 75 / 194 >

この作品をシェア

pagetop