令嬢ランキング、一位になってみせます!
 もっともエドワードは多忙で、この夜会には出席していないだけなのかもしれないけれど……彼は高い身分を持ち、王族主催の夜会を欠席出来るような立場ではなさそうなのに。

 そういえば……第二王子レヴィンだって、この夜会に出席しているかもしれない。これまで王子様たちを気にしたこともなかったけれど、主催が王家なのだから彼らは出席しているはずよ。

 私は顔見知りであることは間違いないレヴィンの姿を探そうかと、王族が居るはずの壇上を見た。

「フォーセット男爵令嬢!」

 突然名前を呼ばれて振り返ると、そこには見覚えのある人が居た。

「あら……シャーリー様ではないですか」

 今夜は参加必須と指定されている夜会なので、私と同じように『令嬢ランキング』参加者であるシャーリー様も居たようだ。

 青いドレス、印象的なその色彩にどこか既視感があるのは、多分私の気のせいではない。彼女はレヴィンの事が、好きだものね。

「……レヴィン殿下は、今夜は出席されませんわ。急用があるそうなので」

「あら……まあ。そうなのですか。殿下も大変ですわね」

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