令嬢ランキング、一位になってみせます!
 レヴィンの事情ならば自分こそが一番に知っていると言わんばかりの彼女の態度に、私はそれ以外の返しが思い浮かばずに答えた。

 シャーリー様は私の姿を上から下までじっくりと眺めて、フンっと鼻を鳴らした。

「フォーセット男爵令嬢。なんだか、ドレスも髪型も、アイリーン様に似ていらっしゃいますわね」

「ええ。社交界の華と呼ばれるアイリーン様に、少しでも近づきたくて……素敵な方ですので、参考にさせて頂いております」

 私が表情を変えずに淡々と言い返すと、彼女はぐっと言葉に詰まったようだった。

 ……嫌味のつもりだったのよね。けれど、アイリーン様に似ていると言われようが、今の流行を作り出しているのは彼女なので、私と同じように真似ている貴族令嬢はたくさん居た。

 なので、アイリーン様に似せているだろうと言われても、これ以上に何を言うべきかわからない。

「ま。まあ、良いですわ……フォーセット男爵令嬢は、序列五位以内に入るご自信はございます?」

「幸い『知性』の試験では私も良い成績を出せましたので、今後はそう出来るように、努力したいと考えています」

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