令嬢ランキング、一位になってみせます!
 そろそろ……私たち二人の関係を、はっきりさせるべきだった。見たくないと目を逸らし続けていて、逃げ続けていたものを。

「そうか……夜会で服装規定(ドレスコード)があるなんて、なんだか面白い趣向だな。それは、どのようなものなんだ?」

「白の生地で作られていて、黒いレースとリボンで飾ったドレス、だそうですわ。けれど、それ以外は各々(おのおの)自由なのだそうです」

「ほう。なんだか、変な服装規定(ドレスコード)なんだな。主催側には、何か意図があるのだろうが」

 兄スチュワートは首を捻っていたけれど、私だって彼に同感だ。

 これを聞いた時、何故、これが? というような服装規定(ドレスコード)の内容だったのだから。

「まあ、それは良い。どんな試験内容であれ、リゼルらしく頑張っておいで」

「……ありがとうございます」

 兄スチュワートは急に様変わりしてしまった妹に、延々無視されていたのが大分堪えていたのか、私と会話が成立していることだけでも嬉しそうだった。

「うん。それに、お前と話をしたがっている奴とも、少しだけでも話してくれたら良いと思う」

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