冷酷夫からの離婚宣告を受けたので、次は愛してくれる夫を探そうと思います。
ジャレッド様は頭を抱えて項垂れた。どう見ても、自尊心(プライド)の高そうなこの方が、こんな風に不安そうにするなんて……私だって、今まで見た事が……なくて……。
「な、なにをおっしゃっているのです! 初夜に夫に来て貰えなかった妻が、何を聞けるというのでしょうか。私の立場は! ……ジャレッド様だって、良くわかっているのではないですか? 私はもう……実家になんて、戻れないのです」
「わかっていた。わかっていたが……そういう女性なのだと思った。別荘をもらいたいというのは、あの護衛騎士と移り住むことが目的だと思ったのだ」
「なっ……!」
私はここでそれは違いますとも言えなかった。実の兄なのだから、ジャレッド様と離婚して別荘を貰えば一緒に住んだだろうと思うからだ。
ええ。それは、その通りね。
「ああ……実の兄だと! なんということだ」
ジャレッド様は顔を覆い、悲壮な嘆きを口にした。
……そして、流石の私もここまでの話の流れで、彼が何を言いたいのかと理解は出来ていた。
「あの、ジャレッド様。ダニエルが愛人だと思ったから……私にこれまで冷たくしていたのですか?」
「な、なにをおっしゃっているのです! 初夜に夫に来て貰えなかった妻が、何を聞けるというのでしょうか。私の立場は! ……ジャレッド様だって、良くわかっているのではないですか? 私はもう……実家になんて、戻れないのです」
「わかっていた。わかっていたが……そういう女性なのだと思った。別荘をもらいたいというのは、あの護衛騎士と移り住むことが目的だと思ったのだ」
「なっ……!」
私はここでそれは違いますとも言えなかった。実の兄なのだから、ジャレッド様と離婚して別荘を貰えば一緒に住んだだろうと思うからだ。
ええ。それは、その通りね。
「ああ……実の兄だと! なんということだ」
ジャレッド様は顔を覆い、悲壮な嘆きを口にした。
……そして、流石の私もここまでの話の流れで、彼が何を言いたいのかと理解は出来ていた。
「あの、ジャレッド様。ダニエルが愛人だと思ったから……私にこれまで冷たくしていたのですか?」