恋は身近なところに 〜モテ男子の一途な溺愛〜
「――華恋」
「わっ……!」
か、海くんっ……!
ぼーっとしちゃってた……!
「ごめんね、お待たせ」
「大丈夫だよ!行こう」
な、なんだか驚いてばっかりだ……あはは……。
「……よし、これで今日の集まりは終わりです」
委員長の言葉で、集まりが終了した。
ぞろぞろと生徒が部屋を出ていき、私も荷物をまとめた。
「華恋、俺友達に呼ばれてるから先行くね。なんか俺が持っていこうか?」
書類を持つ私をみて気を遣ってくれたのか、海くんが口を開いた。
ふふっ、優しいなぁ……。
「ありがとう!でも、これ軽いから平気だよ!お友達のところに行ってあげてほしい……!」
海くんは目を見開いたあと、笑顔を浮かべた。
「華恋ありがとう!次は絶対手伝うから」
頭にぽんっと手を乗せていった海くん。
突然のことにびっくりして、立ち止まってしまった。
あ、あの笑顔は反則だっ……!
熱くなった頬を冷ましながら、職員室まで向かった。