初恋は身近なところに 〜モテ男子の一途な溺愛〜
――キーンコーンカーンコーン。
放課後を告げるチャイムが鳴り、帰りのHRが終わった。
「それじゃあ、文化祭実行委員はF組で集まりあるから忘れるなよ〜!」
ぞろぞろと生徒が帰りはじめ、私も荷物をまとめる。
「音乃さん」
「わっ……!」
声を掛けられ、びっくりして振り返る。
「ごめん!驚かせちゃった?」
そこには申し訳なさそうな顔をした水谷くんが。
「い、いえ……」
「実行委員でしょ?一緒に行こうよ」
同じ実行委員だからって誘ってくれたのかな……。
やっぱり優しいっ……!
今までまともに声をかけてくれる人もいなかったから、自然に話してくれる水谷くんが嬉しくて頬が緩んだ。
「はい……!」