期間限定カノジョはお断りです!

「……しゅんくん」

その瞬間。

隣が静かになった。

恐る恐る見ると、一ノ瀬がこっちを見たまま固まっている。

「……な、なによ」

すると一ノ瀬は、不意にふっと笑った。

いつものからかう感じじゃない。

少しだけ、嬉しそうな笑い方。

「やば」

「え?」

「思った以上に破壊力ある」

「〜〜っ!」

顔が一気に熱くなる。

恥ずかしすぎる。

私は慌てて前を向いた。

すると次の瞬間。

机の下で、指先が軽く触れた。

「っ!?」

驚いて隣を見る。

一ノ瀬は前を向いたまま、小さく囁いた。

「……もう一回呼んで」

「絶対やだ!」
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