ライバルの君が番になるとき。
とまあそんな私に関係ないことは置いといて、目の前にある正門に私は目を丸くした。

「うわ・・・・・・」

大きい。

そうとしか言いようのない立派な正門が私の目の前に。

まさか・・・・・・まさかでしょ・・・・・・。

お母さんの親友が理事長をしているこの龍霧学園。

お母さんに促されて受験だけ受けたら・・・・・・。

受かるはずもないと思ったのに受かってしまった。

こんなハイレベルな学園でもコースが多く、普通レベルの知能の人からΩやαほどの秀才が集められるようなコースまである。

私はその秀才が集められるコースをお母さんに言われ、受けたんだけど・・・・・・。

せめて秀才のコースの一個下のコースなら行けるんだろうけど・・・・・・。

みたいなこと考えてたら。

受かるとか思わないじゃん!なんで!?

と、合格通知書が届いたときに叫びそうになった。

だからと言ってお母さんの目の前でそんなこと言えるほど無神経じゃない。

だから素直?に「やったぁ!自信なかったのに!」とだけ喜んだように言っといた。

「・・・・・・」

そんな正門で驚いているだけの私に惹かれている人が何人もいるなんて、自分がΩだと気付いていない私はそのことを知らなかった。

*  *  *
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