ライバルの君が番になるとき。
あとは、男女に分かれたり分かれなかったりのグループが数個。

私が鞄からスマホを取り出すとすべてのグループの人達が私の席に集まった。

「えっ・・・・・・」

私がそう声を漏らすと、スマホを片手に笑っていた女子たちが口を開いた。

「ねえねえ!あなた名前は!」

「あたしたちと連絡先交換しよ!」

「〇〇って好きだったりする?」

色んな子のマシンガントークに困惑していると低い声が響いた。

「邪魔」

その二文字。

それだけなのに、あんなに話していた口はピタリと動かなくなった。

そして、その声の主は私の隣の席に座った。

ま、まさか・・・・・・。

私の隣の席の人だった。

でも、その人の瞳を見た途端全員が息を呑んだ。

綺麗っ・・・・・・。

「・・・・・・」

その人が席に座ると、周りの子達はすぐにさっきのポジションに戻った。

「私、橘優架。よろしくね」
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