月下ノ姫
だが海未は、 まだ不思議そうだった

恋愛感情

独占欲

嫉妬

海未は、 そういうものを知らない

だから

海未「でも、伊織は特別」

その一言に、 全員が止まった

伊織「……は?」

海未「伊吹も流生も隼人も大事」

海未「でも、伊織は何か違う」

伊織の呼吸が止まる

海未は無自覚だった

完全に

海未「伊織といると落ち着くし、ちゃんと眠れるし
   ………安心する」

流生「姫ぇぇぇぇ!?!?」

伊吹「それもう殺し文句」

隼人「天然すぎる」

伊織は、 本気で固まっていた

海未「……?」

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