月下ノ姫
海未は小さく目を伏せる

海未「伊織が居ないのは嫌」

伊織の呼吸が止まる

海未「隣に居てほしいって思う」

静かな声

だけど、 それは海未なりの答えだった

伊織は少しだけ笑う

珍しく、 優しく

伊織「それで十分」

海未「……?」

伊織「ゆっくりで構わない、
   お前がちゃんと愛を知れるまで、待つ」

海未の胸が、 じんわり熱くなる

こんな感情、 まだ知らない

だけど

伊織の隣は、 安心した

その時

流生「うわーー!!」

流生の声が響く

流生「伊織めっちゃ顔優しい!!」

伊吹「レアすぎ」

< 77 / 81 >

この作品をシェア

pagetop