好きになった人は、みんなのアイドルで 3
87話 また
ーー悠太郎サイド
「また電気つけっぱなし!」
「んー、姉ちゃんおはよ……もう朝?」
「ちょっと休みなよ」
「いや……今頑張らないと」
次にいつチャンスが来るか分からない。
その時までに、もっと。
「ちゃんと紬ちゃんに連絡してんの?」
姉ちゃんに言われて、ハッとしてスマホを見る。
通話が切れた後、「おやすみ」とLINEが来ていた。
「……寝落ちした」
「そんなんじゃ捨てられるよ」
ひどい捨て台詞を残して姉ちゃんが部屋を出て行く。
「ごめん、寝落ちした」
と紬に返して考える。
……焦っている自覚はある。
でも、何かをしていないと落ち着かない。
もっと、ダンスもボーカルも磨かないと。
……また。
また、アイドルの夢が、この手から零れ落ちてしまうかもしれないと思った。
「また電気つけっぱなし!」
「んー、姉ちゃんおはよ……もう朝?」
「ちょっと休みなよ」
「いや……今頑張らないと」
次にいつチャンスが来るか分からない。
その時までに、もっと。
「ちゃんと紬ちゃんに連絡してんの?」
姉ちゃんに言われて、ハッとしてスマホを見る。
通話が切れた後、「おやすみ」とLINEが来ていた。
「……寝落ちした」
「そんなんじゃ捨てられるよ」
ひどい捨て台詞を残して姉ちゃんが部屋を出て行く。
「ごめん、寝落ちした」
と紬に返して考える。
……焦っている自覚はある。
でも、何かをしていないと落ち着かない。
もっと、ダンスもボーカルも磨かないと。
……また。
また、アイドルの夢が、この手から零れ落ちてしまうかもしれないと思った。