ひとりが嫌で、今日も笑う。

その後コンビニに寄って、伊織は甘いものを買った。

斑は唐揚げを買って、叶兎はコーヒーを買った。

迅は何も買わず、航斗は水だけ。


コンビニを出ると、伊織が私に小さな袋を差し出した。


伊「透羽ちゃん、これ」

「え?」

伊「いちごミルク。好きそうだなぁって思って」


固まった。

誰かが、私のために選んだもの。


そんなの、久しぶりすぎて。

胸が熱くなった。


「……ありがとう」

伊「うんっ」


斑がぶっきらぼうに言う。

斑「泣くなよ」

「泣かないよ」


私は笑った。

「私、泣かないもん」

叶「……泣いて……いい」

「泣かない」
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