ひとりが嫌で、今日も笑う。
言いながら、私は目を逸らした。
食べてない日もある。
食欲がないんじゃない。
ひとりで食べるのが、嫌なだけ。
食卓に座ると、いなくなったものが見えるから。
少し沈黙が落ちた時、迅が口を開いた。
迅「透羽さん。あなたは家族と暮らしていないのですか」
その言葉に、空気が変わった。
私は笑顔を作る。
「……急にどうしたの?」
迅「気になっただけです」
「気にしなくていいよ〜」
斑が眉をひそめる。
斑「お前さ、なんでそんなに隠すんだよ」
「隠してないけど〜?」
斑「隠してるだろ」
伊織が不安そうに言った。
伊「透羽ちゃん……言いたくないなら言わなくていいよ…」
叶兎は無言で私を見ている。
航斗も、何も言わずに私を見ている。