Color and Lights
「お待たせしました…!行きましょう。」

「はい、それでは虹音さん、また。」

「はい!華も楽しんできてねー。」

虹音さんに送られながらフォトスタジオを出る。

「今日はどこに行くんですか?」
彼女がフォトスタジオを出て早々に尋ねてくる。

「特に決めてません。どこか行きたい所とか、あったりします?」

「んー、そうですね…。」
悩んでいる気配ますよ?」

「んー……あ! ―あ、でも…。」

「行きたい所があれば、そこにしましょう?遠慮なく言ってください。」

「でも……。」

「いいから。」

彼女の口が迷いながらも動く。
「えと、その…見たい映画があって。」

一度言葉が途切れる。

「嫌だったら全然いいんですけど……。」

……映画なんてしばらく行っていない。相手に申し訳なくなるから、極力行かないようにしてきた。

「……音声付きので良ければ、付き合いますよ。」

彼女のためなら……行ってみるのも……いいのかもしれない。

「……いいんですか?」

「逆にこちらがいいか尋ねたいぐらいです。音声付きにはなってしまいますが、大丈夫ですか?」
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