【執着兄弟の溺愛シリーズ】エリート救急医は契約結婚した妻を極上の執着愛で囲い込む
あれから時は経ち、私達夫婦の間には子どもが生まれた。
男女の双子で、大和(やまと)と和香(わか)と名付けた。
マイペースでおっとりとした性格の大和とは対照的に、和香は好奇心旺盛で活発だ。
妊娠が発覚した時、双子だと分かり驚きと喜びと同時にふたりをきちんと育てることができるのだろうかという不安もあった。
そんな私に武尊さんは『双子なんて最高だな。喜びが倍だ』と私の不安を払拭するように力強い言葉をかけてくれた。
無事に子どもたちが生まれた後も、武尊さんは積極的に育児に携わってくれた。
子どもたちが伸び伸び育てられるようにと、一戸建てを建て車まで買い替えてくれた。
今では良き父となり、私と子どもたちを支えてくれている。
妹の若菜は高校を卒業後、希望していた海外の大学へ進学した。
『俺も海外の大学出身だし、困ったことがあれば力を貸せる。若いうちは何事もチャレンジするべきだ』という武尊さんの言葉が後押しになったようだ。
若菜が家を出て、祖母は一人暮らしとなった。
武尊さんは祖母を気遣い新居で一緒に暮らそうと提案してくれたものの、祖母は『まだひとりで暮らせるから』と、私達が暮らす家の徒歩数分の場所で暮らしている。
そして、子どもが一歳になったタイミングで私は仕事に復帰した。仕事の日はふたりを近くの保育園に預けてから出勤する。
この日も子供たちが起きてからは戦争のように慌ただしかった。
まだ眠いのかぼんやりしている大和のオムツを替える横でお腹が空いて大泣きの和香。
「まんまぁぁぁ!!」
「和香、ちょっと待っててね。大和のお着替が終わったらご飯にしようね」
床に寝転んでジタバタと泣き叫ぶ和香に声を掛けていると、キッチンの方から武尊さんがやってきた。
「食事の用意ができた。先に和香にご飯食べさせておくから」
「助かります……!」
元々手先が器用なのだろう。あれから、武尊さんの料理の腕はグングンと上がり、今では子供たちの朝食までささっと作ってくれるようになった。頭も良いため、一度見たレシピの分量はすべて記憶しているから驚きだ。
「んまままま!」
武尊さんの言葉に和香がピタリと泣き止み、すっと立ち上がるとダイニングテーブルの木製の椅子の方へペタペタと歩いていく。
大和の着替えも終えて椅子に座らせる。今日のメニューは一口で食べられるしらすのおにぎりと半分に切ったミニトマト、それにブロッコリーだ。デザートにはキウイとバナナが添えられている。
手づかみで食べられるように考えて作ってくれたのが伝わってくる。
「ふたりは俺が見る。小春も朝ご飯食べて」
武尊さんは自分用に握ったおにぎりを立って頬張りながら、洗い物をしている。
「あっ、じゃあ、私が洗い物を――」
男女の双子で、大和(やまと)と和香(わか)と名付けた。
マイペースでおっとりとした性格の大和とは対照的に、和香は好奇心旺盛で活発だ。
妊娠が発覚した時、双子だと分かり驚きと喜びと同時にふたりをきちんと育てることができるのだろうかという不安もあった。
そんな私に武尊さんは『双子なんて最高だな。喜びが倍だ』と私の不安を払拭するように力強い言葉をかけてくれた。
無事に子どもたちが生まれた後も、武尊さんは積極的に育児に携わってくれた。
子どもたちが伸び伸び育てられるようにと、一戸建てを建て車まで買い替えてくれた。
今では良き父となり、私と子どもたちを支えてくれている。
妹の若菜は高校を卒業後、希望していた海外の大学へ進学した。
『俺も海外の大学出身だし、困ったことがあれば力を貸せる。若いうちは何事もチャレンジするべきだ』という武尊さんの言葉が後押しになったようだ。
若菜が家を出て、祖母は一人暮らしとなった。
武尊さんは祖母を気遣い新居で一緒に暮らそうと提案してくれたものの、祖母は『まだひとりで暮らせるから』と、私達が暮らす家の徒歩数分の場所で暮らしている。
そして、子どもが一歳になったタイミングで私は仕事に復帰した。仕事の日はふたりを近くの保育園に預けてから出勤する。
この日も子供たちが起きてからは戦争のように慌ただしかった。
まだ眠いのかぼんやりしている大和のオムツを替える横でお腹が空いて大泣きの和香。
「まんまぁぁぁ!!」
「和香、ちょっと待っててね。大和のお着替が終わったらご飯にしようね」
床に寝転んでジタバタと泣き叫ぶ和香に声を掛けていると、キッチンの方から武尊さんがやってきた。
「食事の用意ができた。先に和香にご飯食べさせておくから」
「助かります……!」
元々手先が器用なのだろう。あれから、武尊さんの料理の腕はグングンと上がり、今では子供たちの朝食までささっと作ってくれるようになった。頭も良いため、一度見たレシピの分量はすべて記憶しているから驚きだ。
「んまままま!」
武尊さんの言葉に和香がピタリと泣き止み、すっと立ち上がるとダイニングテーブルの木製の椅子の方へペタペタと歩いていく。
大和の着替えも終えて椅子に座らせる。今日のメニューは一口で食べられるしらすのおにぎりと半分に切ったミニトマト、それにブロッコリーだ。デザートにはキウイとバナナが添えられている。
手づかみで食べられるように考えて作ってくれたのが伝わってくる。
「ふたりは俺が見る。小春も朝ご飯食べて」
武尊さんは自分用に握ったおにぎりを立って頬張りながら、洗い物をしている。
「あっ、じゃあ、私が洗い物を――」