【完結】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。

 
 それでも寂しい中でも賢哉さんのことを待つことが出来たのは、賢哉さんが無事に帰ってきてくれると信じていたからだ。
 賢哉さんは悪い人たちを捕まえるために、日々仕事に邁進している。 そんな賢哉さんを支えるために、私は妻としての役目を果たす。

「クリスマス……一緒に過ごせるかな」

 きっと賢哉さんは忙しいだろうから、あまり期待は出来ないかもしれないけど。
 ちょっとくらいは、期待しても……いいよね?

「そろそろ、衣替えしないとな」

 秋は結構短くてあっという間に冬になってしまうけど、少しの間の秋という季節は好きだ。
 美しい紅葉も見れるし、焼き芋も美味しいし、秋のサンマも最高に美味しいし……食べ物が特に美味しい季節だ。

「よし、お茶淹れよう」

 昨日の夕食に炊いた栗ご飯を、おにぎりにして賢哉さんのお弁当にしたけど、賢哉さんは喜んでくれた。 寺巻さんの分のおにぎりも用意したので、食べてくれると思う。
 私は朝からなんだか食欲がなくて、あまりご飯を食べられなかった。 普段二人でもちゃんと朝ごはんを食べているのだけど、今日はあまり食べられなかった。

「んー……お茶が美味しい」

 ソファでお茶を飲んでいると、なんだかホッとする。 この温かさがいい。
 
 今日は少し体調不良ということもあり、仕事を休ませてもらうことにした。 季節の変わり目でちょっと疲れているだけだと思うのだけど、休めば良くなるとは思う。
 
「少し休もう……」 

 ベッドに入り少しだけ眠ったけど、お昼になり何か少しでも食べたいと思い、冷蔵庫の中を物色するけど、なんかすごく気持ち悪い感じがする。
 胃がムカムカするような、そんな感じがする。なんだろう、この変な感じ……。
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