【新作】婚約破棄×0日婚で逆転の幸せを掴んだら、生涯愛されました。
「二十四日の日は、俺も仕事ですね。……でも今のところ、張り込みや潜入捜査などはないので、このまま行けば早めに上がれるかもしれません」
「そうなんですか。……でも本当に、無理はしなくて大丈夫です。 お仕事の方を優先して、大丈夫ですからね」
四之宮さんは「無理なんてしてませんよ。 そもそも、今捜査してる密売組織の捜査を担当はしてますけど、張り込みとかは別の人の担当なんでね」と話してくれた。
「そうなん、ですか?」
「はい。 張り込みや潜入も、顔がバレたら逃げられる可能性がありますので、交代で張り込みをするんです」
「……なるほど」
四之宮さんはコーヒーを飲みながら「だから俺は、舞美絵さんの誕生日を一緒に祝いたいです」と言ってくれた。
「ありがとうございます、四之宮さん」
「こんな俺で良ければ、祝わせてください」
「はい」
私もクリームの入ったコーヒーを飲みながら、ちょっとだけ嬉しくなった。
「……あの、四之宮さん」
「はい。何か?」
「私、結構料理が得意なんです。もし食べたいものとかあれば、遠慮なく言ってくださいね。 私が作れるもので良ければ、作りますので」
「本当に? 舞美絵さんの手料理が食べられるの、嬉しいですね」
私はちょっと不安になりながらも「本当ですか?」と、つい聞き返してしまう。
「はい。 舞美絵さんの手料理、食べてみたいです」
「じゃあ……一生懸命、愛を込めて作ります」
「愛か……いいですね。 楽しみにしています」
私はこれから、四之宮さんと生きていく未来が見えてホッとした。
「喜んでもらえるように、頑張ります」
「そんなに気を張らないでね、舞美絵さん」
「わかりました」