ゆびきりげんまん
***
放課後、いつものように最寄り駅で降りて夜食用にとお菓子を買いに寄り道した時だった。
コンビニから出た瞬間に声をかけられたのは。
『っ、つむ!!』
いきなり肩を叩かれ、驚いて振り返ると息を切らしたスーツ姿の男の人が立っていた。
『え、』
…誰、この人。
スーツを着てるけど、中に着てるのは黒シャツだし。
右耳にかけられた髪のおかげでピアスが付けられているのが分かった。
普通のサラリーマンじゃないということだけはその一瞬で理解した。
『つむ、…だよね?』
『…ぁ、すみません。どちら様ですか?』
『えっ』
私より高い身長。
微かに煙草と甘い香水の匂いがする。
ここから歓楽街は近いし、もしかしてこの人ホスト?
それともただのナンパとか?
確実なのはこの人が私を誰かと勘違いしているということ。
放課後、いつものように最寄り駅で降りて夜食用にとお菓子を買いに寄り道した時だった。
コンビニから出た瞬間に声をかけられたのは。
『っ、つむ!!』
いきなり肩を叩かれ、驚いて振り返ると息を切らしたスーツ姿の男の人が立っていた。
『え、』
…誰、この人。
スーツを着てるけど、中に着てるのは黒シャツだし。
右耳にかけられた髪のおかげでピアスが付けられているのが分かった。
普通のサラリーマンじゃないということだけはその一瞬で理解した。
『つむ、…だよね?』
『…ぁ、すみません。どちら様ですか?』
『えっ』
私より高い身長。
微かに煙草と甘い香水の匂いがする。
ここから歓楽街は近いし、もしかしてこの人ホスト?
それともただのナンパとか?
確実なのはこの人が私を誰かと勘違いしているということ。