劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜
マシューの言葉に対し、フレイヤが「マシューもね」と微笑む。二人の笑い声が廊下に響いた。



ディセントラ学園の冬休みが始まった。帰宅する生徒や教師陣は、学園に来た時のように船に乗って行く。生徒や教師の声で賑わっていた。

「ロゼッタ〜!ジゼル〜!パパと船を楽しもう!」

「お友達と約束をしておりますので」

「ごめんね〜。パパ」

「ハッハッハ!素晴らしき騎士が帰還するぞ!」

「アルヴィン、馬鹿なこと言ってないでさっさと船に乗れ!」

「ヴィヴィアン、船に乗ったら何かしたいことはあるか?」

「そうですね……。では、一緒に読書をしていただけませんか?」

マシューは、実家に帰るハリーとジュディスに声をかけた。

「ハリー!ジュディス!また一月に学園で会おうね!」

「おう!手紙送るぜ!」

「また一月に会いましょ!」

ハリーとジュディスは手を振り、船に乗り込む。そして、船が空へと舞い上がった。マシューは船が見えなくなるまで、空を見ていた。

(みんな行っちゃった……)

あれほど賑やかだった学園は、沈黙に包まれていた。
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