劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜
凍て付く一月
お正月
一月一日。白い朝の光がマシューの部屋に入り込む。
「んんっ……」
マシューは布団を頭まで被り直し、ゴロンと窓に背中を向ける。窓のカーテンは昨日の夜に閉めたはずだが、ジルが開けたのだろう。
(昨日はすごかったな……)
マシューはぼんやりとした頭で、昨日の夜を振り返る。ヨランダと初めてロンドンの街を見て、初めて花火を見た。ジル以外と初めて年越しを迎えた。初めてのことばかりで、学園に帰ってきてからなかなか寝付けなかったほどだ。
「マシュー。いつまで寝てるの。朝ご飯食べないつもり?」
ジルがマシューの上にピョンと乗る。ズシリと重みがマシューにのし掛かった。
「お正月だし、もうちょっと寝かせて〜……」
「ダメよ。あなた、ただでさえ起きるの苦手なんだから。起きる練習は毎日しないと!」
「……ジルは僕のお母さんなの?」
「私はあなたより年下よ。マシューの絵から生まれたんだから」
ジルが呆れたようにため息を吐く。マシューは布団から出られずにいた。また意識が遠のいていく。
「んんっ……」
マシューは布団を頭まで被り直し、ゴロンと窓に背中を向ける。窓のカーテンは昨日の夜に閉めたはずだが、ジルが開けたのだろう。
(昨日はすごかったな……)
マシューはぼんやりとした頭で、昨日の夜を振り返る。ヨランダと初めてロンドンの街を見て、初めて花火を見た。ジル以外と初めて年越しを迎えた。初めてのことばかりで、学園に帰ってきてからなかなか寝付けなかったほどだ。
「マシュー。いつまで寝てるの。朝ご飯食べないつもり?」
ジルがマシューの上にピョンと乗る。ズシリと重みがマシューにのし掛かった。
「お正月だし、もうちょっと寝かせて〜……」
「ダメよ。あなた、ただでさえ起きるの苦手なんだから。起きる練習は毎日しないと!」
「……ジルは僕のお母さんなの?」
「私はあなたより年下よ。マシューの絵から生まれたんだから」
ジルが呆れたようにため息を吐く。マシューは布団から出られずにいた。また意識が遠のいていく。