劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜



聖堂の中に寮ごとに生徒が集まると、教師陣の座るテーブルからヨランダが立ち上がる。そして生徒たちの顔をぐるりと見回し、微笑んだ。

「皆さん。ハッピーニューイヤー。またこうしてこの学園で皆さんに会えたこと、心から嬉しく思います。冬休み明けで大変な時期だと思いますが、明日からまた勉学やクラブ活動を頑張っていきましょう」

ヨランダの短い挨拶が終わると、生徒や教師陣から拍手が送られる。マシューも笑顔で拍手を送っていたのだが、ルイスがヨランダを睨んでいるのを見て、その手が止まる。

(ミッドフォード先生、校長先生のことが嫌いなのかな?文化祭の前も喧嘩してたし……)

「さぁ、皆さん。食事の時間にしましょう!」

ヨランダがそう言い杖を振ると、テーブルの上に料理が並ぶ。生徒が待ちに待った食事の時間だ。この瞬間から、自分の寮の生徒だけでなく、他寮の生徒と交流してもいい時間となる。

「マシュー!一緒に食おうぜ!」

「野菜も食べるのよ!」
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