劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜
「今度は本当に大丈夫だよ」

マシューはくるりとその場で回ってみせる。ミラはまだ心配そうな目を向けていた。テオが「とりあえず、聖堂まで向かうぞ」と二人の肩を叩いた。三人は並んで歩く。

「アーティ先輩とネビュラさんは、冬休みどう過ごしてたんですか?」

マシューが訊ねると、テオはハキハキと、ミラは少し恥ずかしそうに答えた。

「俺は、近所の教会でやっているクリスマスイベントの手伝いをしたな。あとは絵を描いたり、家族と外食したくらいだな」

「わ、私は、リバディ百貨店にお姉ちゃんたちと妹たちと買い物に行ったよ。あとは家族みんなでクリスマスパーティーをしたり、料理を教えてもらったり、絵を描いたりした」

二人もそれぞれ休みを満喫した様子だ。テオが訊ねる。

「マーキュリーはどう過ごしてたんだ?」

「私も、聞きたい!」

ミラがどこか真剣な目を向ける。マシューは胸の中に擽ったさを覚えながら、口を開いた。
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