劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜
「あの先生、マシューにやけに当たり強いよな。なんかあったのか?」

「……嫌われてる理由、僕が一番知りたいよ」

マシューはそう言い、またため息を吐く。ルイスがマシューを嫌っている理由をヨランダは知っている様子だが、怖くてマシューは一度も聞けていない。

(きっとこれは大人の事情ってやつで、僕が関わっちゃいけないことなんだろうな……。でも、嫌われてるってわかってる相手に授業してもらうってお互い辛いよね)

何度目かわからないため息をマシューは吐く。胸元で、メーガンがくれたネックレスが揺れた。



「ハァ……」

魔法史の授業が終わった後、マシューの口からまたため息が出ていく。ハリーが疲れ切った顔でマシューの肩を叩いた。

「お疲れ。今日はいつになくネチネチ絡まれてたな」

「……うん」

ジュディスが少し怒った様子で言った。

「いくらマシューが少し魔法史が苦手だからって、あそこまで言わなくていいのに!」

「ジュディス、ありがとう。でも、僕の勉強苦手なのは少しどころじゃないから……」
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