劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜
「え〜。授業しなくていいなら、俺ずっと先生の話聞くのにな〜」

ハリーが不満そうに口を尖らせた。マシューは呆れたように言う。

「もしそうなったら、テストでロゼッタさんやジゼルさんに関する問題が出ることになるよ?」

「二人ともすげぇ美人だし、全然オッケーだぜ!」

ハリーがグッと親指を立て、ニカッと笑う。マシューが苦笑していると、「そこ!!うるさいぞ!!」とギルバートからの声が飛んできた。

魔法数学式の授業が終わると、マシューの気持ちはズシンと沈んでいくのがわかった。教室に移動する足がどこか重い。

「ハァ……。嫌だなぁ」

「その気持ち、すげぇわかる……」

マシューの隣でハリーが頷く。それを見て、ジュディスが「二人ともだらしないわよ!」と呆れた。

「だって、次の授業ミッドフォード先生だよ?絶対また何か言われるよ……」

マシューの口からため息が出る。冬休みに図書室でチクチク言われたことも思い出し、尚更憂鬱になっていった。
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